シロバナタンポポの群落

シロバナタンポポ自生地拡大大作戦

 タンポポはほとんどすべてが黄色で西洋タンポポが非常に多いようです。タンポポの分類は複雑で、学説によって60種からそれ以上に分類されます。白花タンポポは日本在来種の1種で、本州の関東以西、四国、九州に分布し、西の方ほど多いようです。2月から5月に開花します。
 関東には非常に少ない白花タンポポが幸いなことに多古町に自生しています。このタンポポを大量に増やして観光資源にしようという企画です。自生地は数年前に見つけ、当時町長と役場産業経済課の職員の人と一緒に確認し、これを保護し増やしましょうという話にはなっていますが僅かしか増えていません。
 野生種は種子からの発芽率は非常に条件が良くてもせいぜい3割と言われていますが、本年4月から県立多古高校がコミュニティースクールの指定を受けたことから、多古高校と共に繁殖に努力しています。高校も種子の発芽から、バイオテクノロジーまで含めて教材にしたいと、積極的に取り組んで頂けるようです。
 増やした苗は観光客のことを考えればあじさい遊歩道に植えるのが最適と考えています。遊歩道の長さと、苗を増やす難しさを考えると3年程度の時間が必要と思われます。

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